医療的なアプローチ

眠りながら視力を矯正する方法があります


専用のコンタクトレンズを就寝時に装用することで視力を矯正するオルソケラトロジー。最大のメリットは、日中にメガネやコンタクトレンズが不要になるという事です。仕事上メガネの使用が難しかったり、コンタクトレンズをする事で時間が経つとゴロゴロする、夕方になると充血しやすい、などと言った不快感から解放されます。また野球やサッカー、テニス、水泳などのスポーツをする場合も裸眼で安全に楽しむ事ができます。

レーシックのように角膜を削る手術をするわけではないので、術後の感染症や合併症の心配もありませんし、レンズの装用を中心すれば角膜は元の状態に戻るので安心して行うことができます。費用についてもレーシックよりも安価で、開始当初は一時的に費用がかかりますが使用を続けるとコンタクトレンズとあまり変わらないくらいの出費で済みます。

メリットのある反面デメリットもあり、毎日就寝時にコンタクトレンズを装用しなければ元の視力に戻ってしまいます。永続的に矯正が続くわけではないので面倒くさいと思っても毎日の装用が必要になります。また矯正できる度数には限界があり、強い乱視や角膜形状によっては処方が困難な場合もあります。効果が出るのも個人差があり、1週間で効果が出る人もいれば3ヶ月〜1年くらいかかる人もいます。